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ちょっと遠いけどカーリエ博物館に行ったらビザンチン美術の至宝に出会えた

コーラ博物館

コーラ博物館は、ブルーモスクやアヤソフィアのある中心部からはやや離れた場所にあるので、行くのをためらう人も多いと思いますが、時間が許すのであればぜひ訪ねてほしい博物館のひとつです。

建物自体は小規模で垢抜けない感じなのですが、その内部は、ビザンティン美術の最高傑作と評されるフレスコ画や黄金のモザイク画であふれていて、まるで宝石箱のよう。

ちょっと遠いので私も行くのを迷ったのだけど、行って大正解! キラキラ輝く黄金のモザイク画やいろあざやかなフレスコ画に囲まれ、至福の時間を過ごせました。

カーリエ博物館への行き方

タクシーやバスでも行けるのですが、私達旅行者が一番馴染みのあるトラムで、結構簡単に行くことができます。

詳しい行き方は別記事にしました。

カーリエ博物館は大城壁地区にあり、テオドシウスの城壁やエディルネ門、女性的というか乙女チックな「フリマ スルタン ジャーミィ」など、近くに見どころも多いです。

カーリエ博物館ではオーディオガイドは必須です

カーリエ博物館の歴史や、またフレスコ画やモザイク画について詳細に、丁寧に、ちゃんとした日本語で説明してくれます。

カーリエ博物館については、ガイドブックにはちょっとしか載ってないので、これはほんとに助かりました。

オーディオガイドの料金は15TLでした。

そして、3日間のイスタンブールミュージアムパスにはカーリエ博物館は含まれていないのですが

私はうっかりしてて、入り口でミュージアムパスを見せたら入れてしまいました。

この時は改装中で、一部見学不可のところがあったので大丈夫だったのかもしれません。

カーリエ博物館外観

カーリエ博物館の外観です。

修復中のため屋根がかけてあって、その屋根をミナレットが突き抜けています。ちょっとロケットみたいですね。

カーリエ博物館外観

溜息をつく美しさ カーリエ博物館の内部

ビザンティン時代は「コーラ修道院付属ソーテール(救世主)聖堂」と呼ばれた正教会の修道院でした。

コーラというのは古代ギリシャ語で郊外の意味、トルコ語のカーリエも同じ意味です。

オスマン時代はモスクとなり、偶像崇拝が禁止されていたため、フレスコ画やモザイク画は漆喰で塗り固められたのですが、

その御蔭で、色鮮やかに美しく今に残ったのですって。

現在は博物館になっています。

 

カーリエ博物館内部は3つに分けて説明されていました。

カーリエ博物館内部案内図

「外ナルテクス」 主にイエスの生涯

聖堂の正面入口部分、聖堂の玄関にあたります。

ここにあるモザイク画は、キリストの生涯のいろいろな場面がテーマになっています。

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【祝福を与えるキリスト】 イエスの表情。そして複音を持つ左手の描写。ビザンティン美術末期の、緻密で写実的な素晴らしいモザイク画です。

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内ナルテクス 主に聖母マリアの生涯

私はあまりキリスト教に詳しくないので、マリアといえばキリストの母としての聖母マリア、美術だと「受胎告知」以降のイメージしかなかったのですが、

ここではマリアのお母さんがマリアを懐妊したところから始まり、子供の頃や少女時代など、マリアの生涯が描かれています。この辺のところは「オーディオガイド」に随分助けられました。

内ナルテクスには、北と南にドームがあって、南のドームには【キリストの系図】のモザイク画が。キリストが中央です。

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南のドームと対をなす北のドームには同じく「キリストの系図」のフレスコ画が。コチラは中心がマリアです。

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天使たちに囲まれるマリア。色がたいへん鮮やかに残っていることに驚きます。

どの天使たちもりりしくって、天使大好きな私はちょっと感激しました。

天使たち

パレクレシオン 礼拝堂

ここにはモザイク画はないのですが、ビザンティン美術の至宝として名高い「最後の審判」や「復活」などのフレスコ画があります。

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ビザンティン美術の傑作中の傑作「復活」です。

すごいですね。なんだかイタリアルネッサンスの風を感じます。


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美しく優美な柱。

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窓枠に描かれたモザイク画。ハートの唐草模様って素敵!

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カーリエ博物館は、規模は小さいけど、美しい物がギュッと詰まった珠玉の空間でした。

中心地からやや離れていて、行きにくいのが難点だけど、行き方はそんなに難しくないので行こうかどうしようか迷ったらぜひ行ってみてください。

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