「ストラホフ修道院醸造所」(Klášterní pivovar Strahov)は、美しい図書室を持つことで有名なストラホス修道院付属のビール醸造所です。
ここには修道院の Domácí Piva(自家製ビール)が飲めるビアホールがあります。
修道院でビール造りってちょっとミスマッチに思われますが、中世ヨーロッパの頃から各地の修道院ではビール造りをしていたのだそうです。
生水は不衛生でしたが、煮沸して造るビールは安全に飲めるということで、当時の知識人が集まる修道院で研究に研究を重ね、ビールは水の代わりになったのだとか。
一般でもビールは造られましたが、知のエリート、修道士たちは醸造技術にも優れていたため修道院のビールはクオリティの高さで他を圧倒し大人気に。修道院に集まる巡礼者や旅人に、自家製ビールやパンやチーズでおもてなししていました。
私はビールはちょっと苦手なのですが、そんな伝統と技術を受け継ぐビールなら絶対飲んでみたいと、プラハに着いた第1日目の夜はストラホフ修道院醸造所でひとり乾杯しました。
ストラホフ修道院醸造所へのアクセス
Tram 22・23番「Pohořelec」停留所から徒歩1分です。
トラムを降りたら、表門から入ってもいいし、
ポホジェレツ通りから、秘密の抜け道のような通路を昇ってくるのも素敵なアプローチです。
ポホジェレツ通りと階段通路
通路を抜けると修道院の広場に。
ストラホフ修道院醸造所のビアホール
テラス席は満席でしたが、中はすいていました。
今はもう、修道士さんたちがビールの醸造を行っているわけではなく、ストラホフ修道院が、その敷地内における商業用醸造を許可しているとのこと。でもその伝統の手法はきちんと受け継がれています。
自家製のビールは3種類、それと季節限定のが3種類あります。
ビールはよくわからないので、スッキリ飲みやすいの下さいっていったらIPAをオススメされました。
すっごい美味しいビールです。軽くてフルーティ。ビールに慣れてない人には最適かもしれません。
ここはお料理もおいしいと評判なのですが、長旅のあとであまりお腹もすいてなかったので、軽くハムの盛り合わせに。
あと最終日にも、ホテルをチェックアウトして空港に向かう前にもここで最後のビールを頂きました。
お気に入りのIPAと季節限定のWEIZEN
チェコのレストランではどこでも、メニューに重さが記載されています。
分厚いお肉を挟んだハンバーガーをオーダーしたつもりが、巨大マッシュルームのハンバーガがやってきました。ちょっと残念でしたが、これはこれで美味しかったです。
ここは丘の上にあるので、帰りは散策しながら徒歩でプラハ城まで戻っていくのもいいですね。
城壁の外側なら景色が楽しめますし、可愛らしいお店をのぞきながらメインストリートをブラブラ下っていくのもいいと思います。
ストラホフ修道院醸造所のお店情報
Klášterní Pivovar Strahov(ストラトフ修道院醸造所)
|
|
住所
|
Strahovské nádvoří 301/10, 118 00 Praha-Hradčany
|
WEB
|
http://www.klasterni-pivovar.cz/ |
営業時間
|
10:00〜22:00 定休日 なし
|
アクセス
|
プラハ城から徒歩10分、Tram 22・23「Pohořelec」停留所から徒歩1分地図
|