ApplePayはもちろん日本で使っても便利なのですが、その便利さの2/3はSuicaのおかげです。

最近の日本と海外のお買い物事情で大きく違うのは、コンタクトレス決済(非接触決済)です。

コンタクトレスに対応したカードなら、端末に刺してPINを入力したりサインする手間もかからず、カードやiPhoneをかざすだけでスピーディーに決済できます。少額でも気にしないでカードが使えます。大抵の場合、コンタクトレス決済できる端末ならApplePayも使えます。

Payment transaction with smartphone

ApplePayなら、カバンから財布を取り出し財布からカードを取り出す手間がなくなり大変便利。財布を外に出さないので安全面でも安心ですね。さらにAppleWatchなら、iPhoneを取り出す手間さえも省けます。すっごく便利です。

欧米や豪州に行くなら、かならずApplePayを準備して行きたいものです。

ApplePayとは?

ApplePayとは、iPhoneを使った非接触決済サービスのことです。
店頭にある専用端末にiPhoneやApple Watchをかざすだけで、クレジットカードや電子マネーで決済できる機能です。

海外でのApplePayの使い方や注意点などを解説します

ApplePayは海外でも使えます

日本のApplePayは、Suicaへの対応もあってちょっと特殊なのですが、ちゃんと海外でも使えます。

以前は使えなかったのですが、2017年秋、日本で発行されたカードを登録したApple Payで、海外のコンタクトレス加盟店での支払いができるようになりました。また、JCB やAmerican Expressも、Apple Payに対応を始めました。

ただApplePayに登録したすべてのカードが使えるわけではありません。

海外で使えるかどうか調べてみましょう

海外でコンタクトレス決済に対応しているカードかどうかは「wallet」アプリで確認します。

カードデザインに国際ブランドのロゴマーク、または、右下の「…」ボタンを押し、デバイスアカウント番号欄に「MasterCard」「American Express」「JCB」の国際ブランド名が表示されていれば、海外でApplePayが使えます。

それぞれ「Master」「Amex」「JCB」カードとして海外のコンタクトレス加盟店でApplePay決済できます。

リップルマークがついているカードのみ、カード本体でコンタクトレス決済できるのですが、私の持っている上記DカードもJALカードもカード自体にはマークは付いていません。

しかしApplePayでは使えます。

逆に「ANA VISA ワイドゴールドカード」は、カードにはリップルマークが付いていますが、ApplePayでは使えません。

Visaのコンタクトレス決済『payWave』は今のところApplePayには非対応なのです。

visawave

日本版ApplePayと海外版ApplePay

ApplePayは日本国内と海外で支払いシステムが違います。
日本国内ではFelicaを使うQUICPay/iD、海外では「NFC Type-A/B」を使うコンタクトレス。
この2種類が1枚のカードに登録されています。

海外でApplePayを使うならMasterCardがおすすめ

海外ではMasterCardが最強です。JCBやAmexのコンタクトレス対応店舗よりはるかに多くのお店で使えるので、ぜひMasterCardをApplePayに登録しましょう。

たまにApplePay決済できない端末もあるので、リップルマークの付いたカードも持っていくと安心です。

ところが日本のMasterCardでは、マーク付きカードはオリコかジャックス発行のカードに限られます。Dカードや楽天プレミアムカードなど旅行好きな人がよく持っているカードはApplePayでは使えるのですが、マーク付きのカードの発行はしていません。

Mastercardコンタクトレスカード発行会社リスト

海外旅行限定で新たに普段使わないオリコやジャックスカードを作るより、今持っているリップルマーク付きVISAカードを持っていくことにしました。

「Visa payWave」カード発行会社一覧

Visaの非接触決済システム「Visa payWave」も、たいていのお店で使えます。

Point!

これからの海外旅行に必要なもの

  1. ApplePay
  2. リップルマーク付きのカード

上記2つがあれば海外での支払いはお手軽で安全なものになります。

※2019年4月現在の状況です。今後どんどん改善されていくと思います

海外でApplePayを使うメリット

メリット1まず安全性が極めて高いです。

デバイス番号

ApplePayでは、実際のカード番号とは異なる、デバイスごとに固有のデバイスアカウント番号が使われます。この番号は Apple Pay にカードを追加するときに発行されます。

登録されたカードの情報は、iPhoneの中にも、Appleにも、カードリーダーにも保持されていません。スキミングの心配がありません。

生体認証「Touch ID」「Face ID」

ApplePayで決済する時は、「Touch ID」または「Face ID」の生体認証を行うことになります。デバイス番号とこの生体認証を組み合わせたシステムで安全性が大きく向上します。

またiPhone や AppleWatch を紛失した場合でも iCloud.com からリモートワイプできるので安心です。

メリット2お財布をいちいちカバンから取り出す手間がかかりません。

メリット3少額決済でも遠慮なく使えます。

ApplePayを使えば簡単で安心・安全です

ApplePayの使い方

使い方はとっても簡単です。

NFC Type-A/BのContactless決済に対応している端末には「リップルマーク」が付いています。リップルマークの付いた端末はたいてい、ApplePayにも対応しています。

Wi-Fiや携帯電話の通信環境がまったくなくても、決済に必要な情報はiPhoneのなかにあるのでオンラインである必要はありません

「Wallet」を開いて、決済に使用するカードを選択し、サイドボタンをダブルクリックして生体認証します。

あとはiPhoneを端末にかざすだけです。

AppleWatchならダブルクリックだけで生体認証無しで決済できますし。第一、ポケットやカバンからiPhoneを出さなくていいのでさらにお手軽です。

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