2階へも行ってみましょう。
2階には、漆喰の下から出てきたビザンチン時代のキラキラ光るモザイク画やギャラリーがあります。
こんなスロープを歩いて2階へ。
その昔、高貴な人たちは、2輪馬車で2階へあがったそうです。
アヤソフィアの2階は明るくて解放的
1階は荘厳な雰囲気でしたが、2階は窓が多いので、明るく解放的な感じです 。
1周できるので、いろんな角度から後陣を見ることができます。
大理石の「天国の門と地獄の門」。
この門のあちら側へは、特別な階級の人のみ入れたようです。
門をくぐって直ぐに目に入るのが、「ディーシス・請願」の素晴らしいモザイク画。
「請願(ディーシス)」とは、人類の救済をマリアがキリストに願うことを表しているという ビザンティン時代に数多く見られるテーマです 。
いわゆる「最後の審判」の前に聖母マリア(左)と洗礼者ヨハネ(右)がキリストに寛大な処置をお願いしているモチーフです。
窓の向こうには 、ブルーモスクが見えます。
別の窓からは金閣湾が見えて、開放感を味わえますね。
「聖母子と皇帝家族」
中央のイエスとマリアに、皇帝・皇后が金貨・巻物を献上している様子
ゴールドが、窓から差し込む光に当たってキラキラ輝いて、本当綺麗です。
「キリストと皇后ゾエ夫妻」
皇后ゾエは3度結婚したのですが、その度夫の顔を修復したそうです。でも自分は若い頃のまま。その女心、わかります。
特にこのモザイク画は、素晴らしくキラキラ光っていました。
ゴールドがピカピカ光るのって、本当心を奪われます。
これは「傾いた柱」
世界最大級のドームは、実は完成当時から外側に広がり始めていたとか。そのため幾度も補修作業が行われ、それは今も続いています。
「聖母子像」も2階からだとぐっと近くで見れます。
天井の漆喰画
ところ所剥がしたあとがあるので、まだまだビザンチン時代のモザイク画が埋もれているのかもしれませんね。