アジアや東南アジアへは、お安いLCCで行くことも珍しくなくなりましたが、ヨーロッパ圏のLCCはまだまだ馴染みがなくってちょっと敷居が高い。
そんな私にぴったりだったのがeasyJet イージージェット、イギリスの格安航空会社 でした。
イージージェットはヨーロッパLCC初心者にお勧め
easyJetは、ライアンエアに次ぐヨーロッパ第2位の格安航空会社です。以前はライアンエアと価格競争を繰り広げていましたが、最近はその消耗戦から撤退し「定時発着率」などのサービス向上に力を注いでいます 。
イージージェットの特徴 私がLCC初心者におススメする理由
郊外の空港(Secondary Airport)を使わない
ヨーロッパのLCCでは、辺鄙な場所にある空港を利用することが多いのですが、イージージェットはほとんどの場合、レガシーキャリアと同じメインの空港を利用しています。私達からするとアクセスに迷うことがありません。
定時発着率が高い
イージージェットは「信頼度の高いLCC」を目指し、定時発着に力を入れています。LCCは遅延による補償はないので、大幅に予定が狂うとそのリカバリーに大変な労力が必要になります。その確率が低いのは安心出来ますね。
持込手荷物の重量制限がない
他のLCCでは7kg~10Kgの重量制限がありますが、イージージェットでは、重さの制限はありません(大きさの制限はあります)
イージージェットの注意すべき点
お安い価格を実現するため、いろいろ制限がついています。特に荷物に関しては厳格なルールが課せられているので注意が必要です。詳しくみていきましょう。
機内持ち込み荷物(cabin baggage)
無料です。サイズは50 x 40 x 20cm以内、個数は1つまで。重量制限なし 。
小さなバッグやポシェットでもひとつにまとめるように注意されます。
※easyJet Plus会員・フレックス料金・前方席/足元広い席の人は、シート下に置ける大きさの荷物を追加できます。
預け入れ荷物(Hold luggage)
- 預け入れ荷物は1個20Kgから3㎏刻みで32㎏まで順に課金 されます。搭乗時、空港カウンターで支払うのは可能ですが、かなり割高になるのでオンラインで事前に購入しておくほうが断然お得です。
- 1人につき3個まで
- 同じフライトを利用する家族やグループで荷物を合計することが可能。
1人で20Kg の荷物2個を預ける場合。(合計40Kg)ー 1個が17Kg 、1個が23KgでもOK
2人で20Kgの荷物1個ずつ預ける場合。(合計40Kg)ー 1人が18Kg、1人が22KgでもOK
座席は全て指定席
自分で選ぶ-有料
- Extra Legroom(最前列、または非常口そばの足元の広い座席)
- Up-front(機内前方の座席)
- 普通の座席
※座席の変更は出発の2時間前までWEBサイト上で可能です。変更料金はかかりません。
①または②を購入した場合、以下の特典が付きます。
- Dedicated bag drop チェックインカウンターの優先レーンを使えます。
- Speedy Boarding 優先搭乗できます
体力のない私の場合、行列しなくていいのが助かりました。
任せる-無料
オンラインチェックインの時、座席指定しなければシステムが自動で割り振ります。それ以降の変更は出来ません。
友達や家族で旅行している場合、席がバラバラになる可能性もあります。
クレジットカード決済だと手数料が必要
クレジットカードで支払うと2%ほどの手数料が取られます。デビットカードなら手数料は必要ありません。
私は以前ANAマイル目当てで作ったスルガ銀行のデビットカードANAマイルがどんどん貯まるネット銀行!スルガ銀行ANA支店で支払いました。
イージージェットは必ずオンラインチェックインが必要
オンラインチェックインや搭乗券を忘れた場合は基本的に飛行機に乗れません。
オンラインチェックインはフライトの60日前から2時間前 までできます。
空港にはチェックインカウンターはなく、dro-off (預け入れ荷物専用のカウンター)のみです。
オンラインチェックイン後、搭乗券を印刷しなくてもアプリの画面を見せるだけでOKです。
このように色々制限は多いのですが、システムをよく理解し、必要なもの、要らないものをきちんと選択することで、安く便利にLCCを活用することができます。