ホテルからタクシーでジムトンプソンのお家に。
ホテルにはタクシーは待機していないのです。
ホテルに来るお客さんが乗ってきたタクシーに乗るって感じです。
時間帯によっては、結構待たされることもありました。
タクシーは待機していませんが、
黒塗りの上等なホテルハイヤーは何台か待機しています。
お金持ちの人はそれを使っているのかしら。
または運転手付の車をあらかじめ雇っているみたい。
ジムトンプソン氏、タイシルクの発展に情熱を注ぎ、
タイシルクを世界的に有名にした人です。
この人建築家でしたが、米国の諜報員に転身。
終戦後タイに残ってジオリエンタルホテルの
経営立て直しに参画。でもそれはうまくいかなかったけど
タイシルクで一代の実業家に。大金持ちになりました。
そして忽然と消えてしまったのです。
マレーシアのキャメロンハイランドに休暇に行って
謎の失踪を遂げたのでした。
日本語ツアーが始まるまで、しばし庭を散歩。
熱帯雨林のジャングルぽくってとてもいい雰囲気のお庭です。
建物の一階は壁がなく、庭と一体になっていて、
そこを抜けていく風が心地いい。
日本語の上手なお姉さんに連れられて、
建物の中のツアーが始まります。
そこかしこに、彼が集めた骨董品の数々が。
クメールやベトナム、中国などから集められた品々なのですが、
そういったものから彼はデザインのヒントを得て
タイシルクの意匠としたようです。
一階を一通り見終わったら、
靴と鞄とカメラも預けて二階の見学に。
二階には食堂やリビング、
彼のベッドルームやゲストルームなどがあります。
もともとこの建物は古いタイの家を幾つか繋ぎ合わせたもので
そのつなぎ目のところとかも、とても素敵に工夫されているのです。
リビングルームなんか、ほんと素敵でした。
二階には、食器などこまごましたものも展示してあって、
どれもこれもステキすぎ。
派手な経歴とミステリアスな雰囲気に包まれた
ジムトンプソン氏ですが、
彼はとても趣味のいい人だったんですね。
帰り際には、きれいなお姉さんが踊っていました。
趣味のいい彼の家、
バンコク滞在中、一度は訪れてみてはいかがでしょうか。
おススメの場所です。
ここにはジムソンプソンのショップも併設されています。
だんなさんはそこで象さんのネクタイを買っていました。