天文台だったといわれる瞻星台を左手に見て右に道を入っていきます。しばらく歩くとちょっとした林が見えてきました。
金氏始祖発祥伝説の残る鶏林です。 どことなく厳かな雰囲気。 新羅時代は神聖な場所だったのでしょうか。
この木は何? もしかしてこの木に金色の柩が引っかかっていたのでしょうか?
李朝時代に建てられた碑。 緑と赤って李朝のシンボルなの?
お寺でも宮殿でもこんな色使いですね。
奥に進んでいくと奈勿王陵があります。
公園を入ってから気になっていた、
ポコポコ並んだ古墳は奈勿王のだったのですね。
17代奈勿王は新羅史上実在が確認できる最初の王。
彼の治世、倭国はなんどかこの新羅の都に攻め入っています。
また彼の子供は人質として倭国に来たようです。
「三国史記」新羅本紀、奈勿尼師今9(364)年、
倭兵の大軍が来襲したので吐含山に人形を数千体作り、
また伏兵を置いたので倭人は敗走した
「三国遺事」那密王36(390)年、庚寅、
倭王は使いを遣わして百済の罪を告げた。
王は第三子の美海(未斯欣)を使(人質)として倭に送る。
「三国史記」新羅本紀、奈勿尼師今38(393)年、
倭人が来襲して金城を包囲したがまもなく退いた
この道の先が月城です。