そぼ降る雨の中、一人月城へ向かいました。
ほんと、だ~れもいません。
ゆっくりゆっくり、
古代に思いを馳せながら歩を進めていきました。
月城とは宮殿のこと。
この小高い半月の形をした場所に代々の王は城を築いて住んでいたんですって。
新羅千年の都は一度も遷都することなく、この場所にあったんですって。
今はもうなにも残っていません。
以前来たときは一面のコスモスでしたが、
今日は落ち葉がぎっしり。しとしと降る雨と相まって
なかなかいい雰囲気です。
南側は川が流れていて、絶壁の自然の地形を生かした形になっています。
川に面して凹型になっているので半月城とも呼ばれています。
博物館にあった復元図。
中央手前が宮殿。かなり規模の大きいお城だったんですね。
なんにもないと思っていたのですが、何かありました。
井戸?
これは新羅時代のものなのでしょうか?
井戸の上には石が渡してあって蓋をしてあるのですが、
中にはライトが付いています。
結構深いみたいです。
もう枯れています。
なんか建物の址みたいなのもあって、
一帯は結界がはられていたふうな感じもあり、
この井戸は生活用なのか、なにか儀式用なのか。
帰国してネットで調べてみたのですが、見つけられませんでした。
新羅の王族たちは、この場所でどんなふうに生活していたのでしょう。