マジェスティックホテル・クアラルンプール・オートグラフコレクション(The Majestic Hotel Kuala Lumpur, Autograph Collection)。
建てられたのは英国統治時代の1930年代。ネオ・クラシックとアールデコを融合させたコロニアルスタイルの建物でした。
真っ白な外壁にアーチ形の窓枠など、丘の上にたたずむ優美な姿に、当時誰もが魅了されたそうです。
1時は廃墟になったときもありましたが、2012年再度ホテルとして復活を遂げました。
復活したザ・マジェスティックは、創建当時の建物を丁寧に修復したマジェスティックウイングと、新たに建てられた15階建てのタワーウイングの2棟から成っています。
前回は新館タワーウイングのジュニアスイートだったので、今回はマジェスティックウイングのガバナースイートに滞在しました。マジェスティックウイングは全47室スイート仕様、24時間バトラー付きで優雅な滞在が約束されています。
マジェスティックウイングへチェックイン
もともと予約したのは新館のデラックスルームでしたが、できれば旧館にアップグレードしてもらえたら嬉しいとアプリのチャット機能で丁寧におねがいしてみたら、マジェスティックウイング(旧館)にアップグレードしときましたよってすぐにメールで返事がきました。
ホテルの上級会員( Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)チタンエリート)だと時々いい事があります。
KLセントラル駅から乗ったGrabで旧館正面玄関に到着。
旧館の玄関にもコロニアルな制服を着たポーターがいてスーツケースを運んでくれます。
チェックインはお部屋かラウンジどちらでもと言われたので、ラウンジでお願いしました。座ってお茶を頂きながら、日本人スタッフから丁寧に詳しく説明を受けました。日本人スタッフにはその後もいろいろお世話になりました。
プラチナ・チタン特典で優雅なホテルステイを
プラチナ・チタン特典
- 客室のアップグレード
- クラブラウンジの利用
- 4時までのレイトチェックアウト
- レストランでの朝食 or 1000ポイント
マリオットボンヴォイプラチナ・チタン会員になると、お部屋のアップグレードだけでなくクラブラウンジの利用や朝食のサービスなど、お得な特典が盛りだくさんです。
プラチナ会員になるには通常年間50泊必要ですが、「プラチナチャレンジ」をすることでたった16泊でプラチナ会員になれてしまいます。
マリオットゴールド会員でないとプラチナチャレンジできないのですが、SPGアメックスを発行すれば自動的にマリオットゴールド会員になれるのです!
ゴールド会員でもお部屋のアップグレードはあるし、次年度以降の無料宿泊も付いてるのでとってもお得です。
ガバナースイート
「The Governor Suite」 約55㎡の広さを誇り、コロニアル棟を代表するスイートルーム。
コロニアルな趣きを残したアールデコなインテリアにうっとりです
階段や廊下の雰囲気も統一されています
ベッドルーム
キングサイズベッドに枕が8つ
大きめなクローゼット
ドレッサーがあると優雅な気分になれます
眺めのいい部屋
隣はKTMマレー鉄道公社ビル、お向かいは旧クアラルンプール中央駅、どちらもムーア様式の美しい建物です。
遠くにKLタワーやツインタワーも見ることができます。
バスルーム
白と黒の市松模様のタイルに直置きされた猫足バスタブ。お湯がたっぷり入るバスタブが好きです
黒の洗面台
バラ色のバスソルトがたっぷり用意されてます。
リビングルーム
窓辺にはシンプルなデスク
ユニバーサルAC電源が3つ。日本仕様のコンセントがそのまま使えます。
座り心地の良いソファ。クッションのコーディネートが素敵です。
冷蔵庫のドリンク類は無料。
こちらのスナックやはちみつも無料です
マジェスティックウイングには宿泊者特典があります
宿泊者特典
- 24時間バトラーサービス
- クラブラウンジの利用可
- 朝食ルームサービスorレストラン
- ランドリーサービス無料(何枚でも)
- Wi-Fi、ミニバー無料
- 会議室利用可
ちなみに Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)プラチナ特典はこんな感じ
マリオットプラチナ会員特典
- お部屋のアップグレード
- 2人分の朝食
- 高速インターネット
- 16:00までのレイトチェックアウト
- 2人分のラウンジアクセス
- アメニティor 1000ポイント
夜、廊下に出るとジャズが聞こえてきました
朝食
朝食はルームサービスにしました。
カヤトースト付きのマレー風。この他にコンチネンタルブレックファーストも選べます。
こんな素敵なホテルにお泊りすると、一歩も外に出たくなくなります。
前の晩はfa-external-linkスモークハウスで夜更かししたので、朝はゆっくり起きてベッドでパジャマのまま朝ごはんを頂きました
ナプキン類は全部クロッシェで縁取りされててカワイイ。細部まで抜かりがありません。
ミニバーにはコーヒーも紅茶もポットも用意されているのですが、グダグダ過ごすと決めたので飲み物もバトラーさんにお願いします。
毎回にこやかに、お菓子と一緒に持ってきてくれます。
今回は、チップ用の紙幣もたっぷり用意しました
お昼ご飯
朝ごはんのあともベッドでゴロゴロしてたので、お昼ご飯もルームサービスにしました
「The Tiffin」ティフィンというのはお弁当箱のこと。
5段重ねの陶器のお弁当箱に入ってやってきました。中身を見る楽しみがあります。ワクワクしますね。
ウエスタン、ジャパニーズ、カレー、ベジタリアンの4種類ありますが、ウエスタンにしました。
これは全くおすすめしません。
一番上がサラダ、その下に熱々のお料理だったのでサラダが蒸し野菜料理みたいにしなってなっていました。
お肉料理もお魚料理も味がしません。お醤油が欲しかったです。
この後、シャワーを浴びて身支度整えてお気に入りの場所で午後を過ごしました。
クラブラウンジはちょっと狭くてあまりのんびり過ごすって感じではないのです。ロビーのティールームもハイティーの時間はお客さんでいっぱいです。
「スモークハウス」でうだうだするのがお気に入りの過ごし方です。
マジェスティックホテルクアラルンプールへのアクセス
空港からタクシーかGrab利用が一番簡単ですが、時間帯によってはかなり渋滞しています。
空港からKLエクスプレスでKLセントラル駅まで行って、シャトルバスかGrabがおすすめです。
シャトルバスの乗り場
KLセントラル駅改札を出て、KLIAエクスプレス到着ロビーを真っすぐ進み右に曲がった先にあります
シャトルバスは30分間隔なので、時間が合わなければGrabで。だいたい7~8RMでした
マジェスティックホテル・クアラルンプールの感想
新館タワーウイングでは近代的な設備で快適に過ごせますし、旧館マジェスティックウイングはコロニアルな雰囲気をたっぷり楽しめます。
特に旧館宿泊なら、ホテル内だけで十分、おこもりStayがおすすめです。
以前泊まったことのあるシンガポールのラッフルズやバンコクのオリエンタルと比べて、華やかさや豪華さはないけれど、のんびり気ままに過ごせる素敵なホテルです。